「働きたいけど怖い」から始める|沖縄で最初の一歩を小さくする方法を精神保健福祉士が解説
「働きたい気持ちはあるんです。でも、怖くて」
福祉の相談を受けていて、いちばん多く聞く言葉かもしれません。制度の説明を求められているわけでも、事業所の比較を求められているわけでもない。ただ、一歩が出ない。
この記事は、その段階にいる方に向けて書いています。制度の解説ではなく、見学の予約を入れる前の段階で何ができるかを、沖縄で就労継続支援B型事業所を運営する立場から整理します。
「怖い」の中身を分けてみる
「怖い」とひとことで言っても、中身はいくつかに分かれます。分けてみると、対処できるものとそうでないものが見えてきます。
また続かなかったらどうしよう
過去に仕事や通所が続かなかった経験がある方に、いちばん多い形です。
ここで押さえておきたいのは、就労継続支援B型は「続けられる人が使う場所」ではないということです。雇用契約を結ばないのは、まさに続かない日があることを前提にした制度設計だからです。
週5日通えることが条件の場所ではありません。順序が逆で、通いながら整えていく場所です。
人に会うのが怖い
作業そのものより、人間関係のほうが不安、という方も多くいらっしゃいます。
沖縄では「知り合いに会うかもしれない」という心配を口にされる方もいます。地域のつながりが濃い分、福祉サービスを使っていることを知られたくない、という気持ちが働きやすいのだと思います。
これは事業所によって配慮の仕方が変わる部分なので、見学のときに率直に聞いていただいて構いません。
決めなければいけないのが怖い
見学に行ったら断れないのではないか。話を聞いたら流れで契約してしまうのではないか。
この不安は、多くの場合、誤解です。あとで詳しく書きますが、見学と契約のあいだには実習が挟まります。その場で決める仕組みにはなっていません。
家族に何と言えばいいか分からない
ご本人が動きたいのに、ご家族への説明で止まってしまうことがあります。逆に、ご家族が先に相談に来られることもあります。
どちらの順番でも構いません。ご家族と一緒に見学に来られる方も普通にいらっしゃいます。
「決めない」まま進んでいい
見学は決めるための場ではない
ここが伝わっていないことが多いのですが、見学は「知るため」の機会です。
「利用するか決めていません」と最初にお伝えいただいて、まったく問題ありません。むしろ、そう言っていただいたほうがこちらも説明しやすくなります。
比べる材料がないまま決めることのほうが、あとでつらくなります。
最長2週間の実習という猶予
就労継続支援B型事業所LARGO沖縄では、次の順序で進みます。
- お問い合わせ(質問だけでも可)
- 施設見学・面接
- 実習(最長2週間)
- お住まいの市町村へ受給者証を申請
- 契約・利用開始
注目していただきたいのは、契約が最後にあることです。
実習の2週間で、雨の日も、気分が上がらない日も、たいてい一度は来ます。そこで自分がどう動けたかを見てから決められます。「合わなかったらどうしよう」を抱えたまま契約する必要はありません。
実習でうまくいかなくても、それは失敗ではない
2週間通ってみて「やっぱり違う」と感じたなら、それは有益な情報です。何が合わなかったのかが分かれば、次に見学する事業所の選び方が変わります。
最初の一歩を小さくする方法
いきなり見学に行かなくても構いません。段階を下げる方法があります。
- 電話で質問だけする — 「見学したい」と言わずに、気になることだけ聞く
- 家族に代わりに電話してもらう — ご本人が話せる状態でなくても構いません
- メールやLINEで聞く — 電話が苦手な方に向いています
- 相談支援専門員に間に入ってもらう — すでについている方は、その方に伝える
- お住まいの市町村の障がい福祉窓口に先に相談する — 沖縄市の方は沖縄市役所、うるま市の方はうるま市役所の障がい福祉担当窓口へ
どれか一つでも動けば、そこから先は少し軽くなります。
LARGO沖縄について
沖縄県沖縄市比屋根にある就労継続支援B型事業所です。精神障害・知的障害・発達障害・難病のある方を対象としています。
コーヒーの製造から販売までを経験できるほか、さまざまな作業があります。精神保健福祉士などの国家資格を持つ職員が、一人ひとりの状態に合わせて個別支援計画を作成し、施設内外でのメンタルケアも含めて支援します。
体調が崩れたときに「休むこと」も含めて一緒に考えられる体制を大切にしています。
よくある質問
まだ利用するか決めていなくても連絡していいですか
構いません。質問だけのお問い合わせも受け付けています。
障害者手帳を持っていません
医師の診断書や自立支援医療受給者証などをもとに、市町村が利用の可否を判断する場合があります。手帳がない段階でのご相談も可能です。
見学のあと、断りづらくないですか
断っていただいて構いません。見学は比較のための機会です。他の事業所も見てから決めていただくほうが自然です。
何年も働いていないのですが
就労のブランクの長さは、利用の条件になりません。むしろ、そこから始める方のための制度です。
まとめ
- 「怖い」の中身を分けると、対処できるものが見えてくる
- B型は「続けられる人が使う場所」ではなく、通いながら整えていく場所
- 見学は決めるための場ではない。「決めていません」と言って構わない
- 契約は最後。最長2週間の実習で確かめてから決められる
- 電話で質問だけ、家族に代わってもらう、窓口に先に相談する——一歩は小さくできる
動けない時期があること自体は、珍しいことではありません。準備が整ってから連絡する必要もありません。
就労継続支援B型事業所LARGO沖縄
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21
TEL:050-8889-3410
見学のご相談を受け付けています
「まだ利用するか決めていない」という段階でも構いません。ご質問だけのお問い合わせも歓迎します。ご家族からのご相談も受け付けています。
お問い合わせ先
就労継続支援B型事業所LARGO沖縄
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21
電話:050-8889-3410(タップで発信できます)
LARGO沖縄のページを見る
お問い合わせ方法
グループホームをお探しの方は 障がい者グループホーム事業、制度や手続きのご相談は BISTARGO相談支援センター でも承ります。






