BISTARGO HOME 知花Ⅰで暮らす|沖縄市知花のグループホームと知的障がいのある方の生活
「一人暮らしは難しいけれど、家族と離れて暮らしてみたい」
「いつまでも親に頼っていていいのだろうか」「将来、親がいなくなったときのことが心配」——知的障がいのあるお子さんを持つ親御さんから、こうした相談をいただくことがあります。
同時に、当事者の方からも「自分でできることは自分でやりたい」「少し自立した生活を試してみたい」という気持ちをうかがう場面があります。
グループホームは、「一人暮らしにはまだ不安が残るけれど、誰かと一緒に暮らしながら自分のペースで生活したい」という方のための住まいの選択肢です。NPO法人琉仁福祉会では、沖縄市知花に「BISTARGO HOME 知花Ⅰ」を運営しています。
この記事では、グループホームとはどのような場所か、利用に向けて何を準備すればよいかを、精神保健福祉士としての視点も交えながら解説します。
—
グループホームとは——地域の中の「住まい」
グループホーム(障害福祉サービス上の正式名称:共同生活援助)は、障害のある方が少人数で一緒に暮らしながら、世話人や支援スタッフのサポートを受けて生活する住まいです。
特別養護老人ホームや障害者入所施設のような「施設」とは異なり、グループホームは地域の中にある住宅型の住まいです。住民票を移すことができ、あくまでも「生活の場」として位置づけられています。
精神保健福祉士として支援の現場に携わる中で感じるのは、「施設に入る」と「一人で頑張る」という二択ではなく、その間にある選択肢を知る機会が少ないということです。グループホームは、支援を受けながら地域で暮らし続けるための、現実的な選び方の一つです。
グループホームで受けられる支援
グループホームでは、入居者それぞれの「個別支援計画」に基づいた支援が提供されます。一般的に提供される支援の例としては以下があります。ただし内容は各事業所によって異なるため、具体的なことはBISTARGO HOME 知花Ⅰの見学時にご確認ください。
- 日常生活の援助:食事の準備・提供、掃除・洗濯などの家事サポート
- 相談対応:生活上の困りごとや不安への対応
- 関係機関との連携:医療機関・日中活動先(B型事業所など)との情報共有
- 緊急時の対応:夜間・休日の緊急連絡体制
—
沖縄市知花というエリア
BISTARGO HOME 知花Ⅰが位置する沖縄市知花は、沖縄市の住宅地の一角にあります。
沖縄市はコザの市街地を中心に発展してきた沖縄本島中部の主要都市で、那覇市からも国道58号や沖縄自動車道を使えばアクセスしやすい立地にあります。医療機関や行政窓口、スーパーなどの生活インフラが揃っており、障害のある方が地域の中で生活しやすい環境といえます。
沖縄の福祉の現場で感じることですが、「どこに住むか」は生活の質に直結します。通院先の病院まで無理なく通えるか、日中活動先への移動が現実的か——こうした条件を実際に確認するためにも、事前の見学が重要です。周辺の交通環境や買い物環境の詳細は、見学時にお尋ねください。
—
沖縄市知花・BISTARGO HOME 知花Ⅰの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | BISTARGO HOME 知花Ⅰ |
| 運営法人 | NPO法人琉仁福祉会 |
| 所在地 | 沖縄県沖縄市知花6-37-9 |
| 対象 | 知的障がいのある方(障害支援区分1〜4) |
定員・空き状況・利用料金の詳細については、お問い合わせまたは見学の際にご確認ください。
「区分1〜4」とは
障害支援区分は、障害福祉サービスを利用するにあたって市区町村が行う認定です。区分1(比較的支援が少ない)から区分6(手厚い支援が必要)まで6段階があります。
BISTARGO HOME 知花Ⅰは区分1〜4の方を対象としており、日常生活の一部を自分で行いながら、必要なところで支援を受けて暮らせる方が主な対象です。「自分はどの区分か」「対象に当てはまるか」といった疑問は、見学時や問い合わせ時にご相談ください。
—
「昼は働き、夜はグループホームへ」——就労継続支援B型との組み合わせ
BISTARGO HOME 知花Ⅰのある沖縄市知花の近隣には、同じ琉仁福祉会が運営する就労継続支援B型事業所「LARGO沖縄」があります(沖縄市比屋根3-12-21)。
昼間はLARGO沖縄で作業に取り組み、夕方にグループホームに帰るという生活リズムを整えることが、沖縄市内で現実的に選べます。「暮らす場所」と「働く場所」の両方を同じ法人で支えられることで、連携がとりやすくなるという面があります。
LARGO沖縄では、次の3つの作業から本人の希望・特性に合ったものを選べます。
- コーヒーの製造から販売(BISTARGO COFFEEブランド。焙煎は外部委託)
- 古着の撮影・出品・販売(フリマアプリや通販の実務を担当)
- パソコン作業(事務経験を積みたい方向け)
「接客は苦手」「黙々と作業したい」「将来のために事務の経験を積んでおきたい」といった希望に応じて作業を選べることが、LARGO沖縄の特徴の一つです。
なお、グループホームへの入居はLARGO沖縄の利用が前提ではありません。他の日中活動先を利用している方も、住まいの相談としてお問い合わせいただけます。
—
グループホームを利用するまでの流れ
グループホームの利用には、市区町村から「障害福祉サービス受給者証」を取得する手続きが必要です。
ステップ1:お問い合わせ・見学
まずは琉仁福祉会(LARGO沖縄またはBISTARGO相談支援センター)にお電話またはメールでお問い合わせください。見学日を調整し、施設の様子・生活のルール・費用などを実際に確認します。「見学に行くのが不安」という方は、ご家族と一緒にお越しいただくことも可能です。
ステップ2:相談支援専門員への相談
グループホームの利用には「サービス等利用計画」の作成が必要で、相談支援専門員がサポートしてくれます。まだ相談支援専門員が決まっていない方は、BISTARGO相談支援センターにご相談ください。
ステップ3:市区町村への申請
住んでいる市区町村の障害福祉担当窓口に受給者証の申請を行います。沖縄市の場合は以下の窓口です。
沖縄市役所 健康福祉部 障がい福祉課
〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号
TEL: 098-939-1212
ステップ4:認定調査と区分の確認
市区町村が障害支援区分の認定調査を行います。すでに区分認定を受けている方は、この手続きが省略または簡略化されることがあります(市区町村の判断によります)。
ステップ5:契約・入居
受給者証が交付されたら、施設と正式に契約を結んで入居となります。
—
よくあるご質問
Q. 家族に会いに帰ることはできますか?
グループホームはあくまで「生活の場」であり、外出・外泊は個別支援計画に基づいて対応されます。帰省や家族との外出が可能かどうか、具体的なルールは見学時にご確認ください。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
グループホーム(共同生活援助)の利用者負担は、市区町村の決定によります。世帯収入に応じた上限月額が設定され、それを超える自己負担は生じない仕組みです。なお、家賃・食費・光熱費などの実費は別途必要です。具体的な金額については見学時にご説明します。
Q. 空き状況はどうですか?
空き状況は時期によって変わります。まずはお問い合わせいただき、現状をご確認ください。
Q. 親が高齢で手続きが難しいのですが
相談支援専門員が手続きをサポートします。BISTARGO相談支援センターに相談することで、申請の流れを一緒に整理できます。「どこに相談すればいいか分からない」という段階からお声がけください。
Q. グループホームに入らなくてもB型事業所は使えますか?
はい。B型事業所(LARGO沖縄)の利用と、グループホーム(BISTARGO HOME 知花Ⅰ)の入居はそれぞれ独立したサービスです。どちらか一方だけの利用も可能です。
—
まとめ——地域の中で暮らすという選択
「施設に入る」でも「ひとりで全部頑張る」でもない、地域の中で支援を受けながら暮らし続けるための選択肢として、グループホームがあります。
BISTARGO HOME 知花Ⅰは、沖縄市知花に位置する、知的障がいのある方(区分1〜4)を対象としたグループホームです。同じ琉仁福祉会が運営するLARGO沖縄(就労継続支援B型)と組み合わせることで、沖縄市内で「暮らし」と「日中活動」の両方を整えられる環境があります。
「うちの子に合っているか分からない」「費用や手続きのことが不安」という方も、まずは見学・ご相談からどうぞ。
—
LARGO沖縄(NPO法人琉仁福祉会)
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21
TEL: 050-8889-3410 / FAX: 050-3101-4435






