コーヒーを作業に選んだ理由|沖縄市の就労継続支援B型LARGO沖縄の作業選びの考え方

「B型事業所では、何の仕事をするんですか?」

見学のご相談をいただいたとき、最初にこう聞かれることが多いです。LARGO沖縄(沖縄県沖縄市比屋根)では、①コーヒーの製造から販売まで(BISTARGO COFFEE)、②古着の撮影・出品・販売、③パソコン作業という3種類の作業を用意しています。

なぜこの3つなのか。どうして福祉の事業所でコーヒーを扱っているのか。精神保健福祉士として現場に関わる立場から、作業を選ぶ考え方をお伝えします。

目次

沖縄で「続けられる」を考えたとき

沖縄市の支援の現場で出会う方の中には、以前に仕事を試みたけれど「続かなかった」という経験を持つ方が少なくありません。

理由はさまざまです。「接客が怖くて、店頭に立てなかった」「体力の波があって、毎日同じペースで動けなかった」「周囲の目が気になって集中できなかった」。これらは意志の問題ではなく、その人の特性や状態に対して、仕事の内容や環境が合っていなかったということがほとんどです。

就労継続支援B型は、一般就労が難しい方が福祉的な支援を受けながら働く場です。しかし「働く場」がその人に合っていなければ、そこも「続けられない場所」になってしまいます。だとすれば、事業所として最初に考えるべきは「どんな作業を用意するか」より「その人に何が合うか」という問いです。

沖縄では歴史的に、精神科病院への長期入院が全国的に多い地域として知られてきた背景があります。地域の中で「少しずつ働くことを続けられる場」をつくることは、沖縄の福祉にとって長年の課題でもあります。LARGO沖縄が沖縄市比屋根で開所した背景にも、そうした地域の事情があります。

なぜLARGO沖縄はコーヒーを扱っているのか

LARGO沖縄がコーヒーを作業として選んだ背景には、「作業の幅の広さ」があります。

コーヒーの仕事には、人と直接対面しない工程(豆の袋詰め・計量・ラベル貼り・在庫管理)から、少しずつ人と関わる工程(梱包補助・販売サポートなど)まで、複数のステップがあります。同じ「コーヒーを扱う仕事」でも、その方の状態や希望に合わせて関わり方を調整できる余地があります。

「接客はまだ怖い。でも何かに関わっていたい」という方は、まずバックヤードの作業から始めることができます。少しずつ場に慣れてきたら、販売に関わることも選択肢として広がります。人との距離感を自分で調節しながら進められることが、この作業の強みです。

なお、焙煎は外部の専門業者に委託しており、豆の品質管理は委託先が担っています。

沖縄市の就労継続支援B型事業所LARGO沖縄の3つの作業と「合う方」の目安

LARGO沖縄が用意している3種類の作業について、それぞれの特徴と合いやすい方のイメージをご紹介します。

コーヒーの製造から販売まで(BISTARGO COFFEE)

  • 物を扱い、手を動かすことで達成感を得やすい
  • 完成形がわかりやすい(袋詰め・製品として出来上がる)
  • 接客なしからスタートでき、段階的に関われる

合いやすい方のイメージ:人との対話が少ない作業から始めたい方、丁寧な作業が得意な方、コーヒーや商品づくりに関心がある方

古着の撮影・出品・販売

  • 商品を撮影し、説明文を書き、ネットに出品するという一連の流れ
  • 自分の工夫が成果に結びつきやすい
  • 出品数・販売数という形で関わりの結果が見えやすい

合いやすい方のイメージ:細かい作業が得意な方、スマートフォンやPCの操作に慣れている方、表現や写真に関心がある方

パソコン作業

  • データ入力・資料整理など、事務的な内容が中心
  • 自分のペースで集中して取り組みやすい
  • 将来的な事務経験として積み上げることを意識して取り組める

合いやすい方のイメージ:事務系の仕事に興味がある方、将来の就労を見据えてスキルを積みたい方、静かな環境で作業に集中したい方

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「自分がどれに合うかわからない」という方がほとんどです。それは当然のことで、来てみてから一緒に確かめることができます。

作業は「来てから」選べばいい

LARGO沖縄では、利用を始める前に最長2週間の実習期間を設けています。この期間中に、複数の作業を実際に体験していただきます。

実習の目的は「合格・不合格を判断すること」ではなく、「その方に何が合うかを一緒に確かめること」です。精神保健福祉士や支援員が日々の対話を通じて、どんな状態のときに集中できているか、どんな作業のときに表情が変わるかを見ながら、本人と一緒に考えます。

「やってみたら、思っていたより合っていた」「話を聞いたときのイメージと実際は違った」。そういった気づきは、体験してみないとわかりません。最初から「これが自分に合う作業」と決める必要はありません。

利用が始まってからも、作業の変更は相談できます。「別の作業のほうが合いそう」と感じたら、早めに支援員に伝えてください。個別支援計画をもとに、一緒に見直します。

よくある質問

Q. 作業をするのに特別な経験は必要ですか?

経験は必要ありません。未経験の方が多く、実習の中で少しずつ作業を覚えていただきます。

Q. 「接客が苦手」「人と話すのが怖い」という方でも大丈夫ですか?

はい。コーヒーの袋詰め作業や古着の出品作業など、直接接客をしない工程から始めることができます。状況に応じて関わり方を相談しながら進めます。

Q. パソコンが苦手でも「パソコン作業」はできますか?

見学・実習の段階でご本人の経験やご希望を確認し、一緒に考えます。詳しくは見学時にご確認ください。

Q. 最初に選んだ作業から変えることはできますか?

はい、相談できます。合わないと感じたら早めに支援員にお伝えください。作業が変わっても、個別支援計画は継続して作成します。

Q. 受給者証の申請はどこでしますか?

沖縄市にお住まいの方は、沖縄市役所 健康福祉部 障がい福祉課(〒904-8501 沖縄市仲宗根町26番1号 / 098-939-1212)が窓口です。市区町村の決定によって手続き内容が異なる場合があります。申請のながれについてはLARGO沖縄でもご案内できます。

まとめ:作業はあなたに合わせるもの

LARGO沖縄が3種類の作業を用意しているのは、「たくさんあればいい」ということではなく、「その人に合った入り口をつくりたい」という考え方からです。

接客が苦手でも、ペースが不安定でも、以前続かなかった経験があっても、それはあなた自身の問題ではなく、合う場所をまだ見つけていないということかもしれません。

沖縄市・うるま市など通える範囲の方、ご家族の方からのご相談も歓迎しています。まずは一度、見学においでください。

LARGO沖縄(就労継続支援B型)

〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21

TEL:050-8889-3410 / FAX:050-3101-4435

見学のご相談を受け付けています

「まだ利用するか決めていない」という段階でも構いません。ご質問だけのお問い合わせも歓迎します。ご家族からのご相談も受け付けています。

お問い合わせ先

就労継続支援B型事業所LARGO沖縄
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21
電話:050-8889-3410(タップで発信できます)
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お問い合わせ方法

グループホームをお探しの方は 障がい者グループホーム事業、制度や手続きのご相談は BISTARGO相談支援センター でも承ります。

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