沖縄市で精神科に通いながら働くという選択|通院と就労継続支援B型の両立

「通院が続いているうちは、まだ働くなんて難しい」――そう思って、一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。

でも実際には、精神科や心療内科に通院しながら、就労継続支援B型事業所を利用している方はたくさんいます。「完全に治ったら働く」ではなく、「通院しながら、無理のないペースで社会とつながる」という道が、今の福祉制度の中にはあります。

この記事では、沖縄市を中心に、通院と就労継続支援B型の両立について、現場の視点からお伝えします。

—

目次

沖縄県の精神科医療と、働くことの距離

沖縄は精神科にかかっている方が多い地域

沖縄県は、人口あたりの精神科病床数が全国でも多い地域です。それは、精神科にかかっている方の数も多いことを意味しています(詳しくは「沖縄で精神科の入院が多いと言われる理由」の記事も参照ください)。

言い換えれば、沖縄では「精神科に通っている」こと自体は、特別なことではありません。通院しながら、地域でふつうに生活している方はたくさんいます。

問題は、「通院中でも、仕事や活動ができるのか」という不安です。この記事では、その疑問に正面から答えます。

就労継続支援B型とは(簡単に)

就労継続支援B型(以下、B型)は、障害や病気があり、通常の雇用が難しい方が、雇用契約を結ばずに作業へ参加できる福祉サービスです。

週の通所日数や1日の利用時間は、体調に合わせて柔軟に設定できます。精神科への通院と並行して利用している方が多いのも、このサービスの特徴です。

—

通院中でもB型は利用できるか

結論から言えば、精神科に通院中でも、就労継続支援B型を利用することはできます。受給者証の申請において「通院中であること」は、利用を妨げる理由にはなりません。むしろ、医療とのつながりが継続していること自体が、支援計画を立てるうえでのプラスになることもあります。

ただし、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

通院日とのスケジュール調整

B型を利用し始めると、週に何日・何時間通所するかを「個別支援計画」として定めます。通院日(受診日)については、あらかじめスタッフに伝えておくことで、無理のないスケジュールを一緒に組むことができます。

LARGO沖縄(沖縄市比屋根)でも、通院日を踏まえた通所プランを最初の面談で確認します。「月曜と木曜は受診があるので、その日は来られない」といった事情も、遠慮なく伝えてください。

薬の影響と作業の選び方

精神科の薬の中には、眠気や集中力の低下が出るものもあります。作業中にそれが出てしまうことへの不安を持つ方もいます。

LARGO沖縄では、次の3つの作業から本人が選ぶことができます。

  • コーヒーの製造から販売まで(BISTARGO COFFEEの商品に関わる業務。焙煎は外部委託)
  • 古着の撮影・出品・販売(ネットでの販売業務。整理・撮影・出品など)
  • パソコン作業(データ入力や事務補助など)

「接客が苦手」「なるべく静かな作業がいい」「事務経験を積みたい」といった希望に応じて選べることが、LARGO沖縄の特徴の一つです。体調や薬の影響を考えながら、どの作業が合っているかをスタッフと一緒に考えることができます。

調子の悪い日は休んでいい

精神疾患には、波があります。調子のよい日もあれば、起きあがれない日もある。B型はそういった現実に寄り添った制度です。

体調が優れない日は休んでいただいて構いません。欠席に対してペナルティがあるわけではありません。「毎日絶対に来なければ」というプレッシャーがないことが、長く続けられる理由の一つになっています。

—

LARGO沖縄での支援体制

精神保健福祉士が関わる個別支援計画

LARGO沖縄(琉仁福祉会)では、精神保健福祉士などの国家資格を持つスタッフが個別支援計画を作成し、一人ひとりの状態に合わせたサポートを行います。

精神保健福祉士は、精神科医療と福祉の両方に関わる専門職です。通院中の主治医との連携が必要になる場面では、橋渡し役として動くことができます(情報共有には必ず本人の同意が必要です)。

「主治医には話せないような悩みを、事業所のスタッフに話せた」という方もいます。精神科と福祉の間に立つ専門職がいることは、通院を続けながら働く方にとって、心強い存在になります。

作業を「選べる」ことの意味

LARGO沖縄が大切にしていることの一つが、「作業を自分で選べること」です。

コーヒー・古着・パソコンという3つの作業は、求められるスキルや集中の仕方がそれぞれ異なります。「今週はパソコンにしよう」「今日は体を動かしたい」と、その日の状態に合わせて選べる環境は、精神疾患を抱えながら働く方にとって、現実的に大切なことです。

スキルアッププログラムやメンタルケアも、支援の一環として設けています。

—

利用の流れ

就労継続支援B型を利用するには、市区町村が発行する「障害福祉サービス受給者証」が必要です。

沖縄市役所 健康福祉部 障がい福祉課

〒904-8501 沖縄市仲宗根町26番1号

TEL:098-939-1212

ステップ

  1. お問い合わせ:まずLARGO沖縄にご連絡ください
  2. 施設見学・面接:実際の作業内容や雰囲気を見ていただきます
  3. 実習(最長2週間):実際に作業を体験しながら確認できます
  4. 受給者証の申請:沖縄市役所の障がい福祉課で手続きをします
  5. 契約・利用開始

2025年10月以降の注意点

2025年10月より、B型の新規利用は原則として「就労選択支援」を経る流れになっています。就労選択支援は、専門機関でアセスメントを受け、自分に向いている就労の方向性を整理するサービスです(原則1か月・最長2か月程度)。

ただし、50歳以上の方など、一定の条件に当てはまる方は例外となる場合があります。詳しくは、BISTARGO相談支援センターや沖縄市役所の窓口にご相談ください。

—

よくある質問

Q. 精神科に通っているだけで、障害者手帳がない場合は申請できますか?

障害者手帳がなくても、医師の診断書や意見書があれば申請できる場合があります。ただし、支給決定は市区町村の判断によります。まず窓口に相談することをおすすめします。

Q. B型を使いたいと主治医に伝えてよいですか?

ぜひ伝えてください。意見書を書いてもらう必要もあるため、主治医への相談は早めに行うとスムーズです。「B型事業所の見学に行ってきました」と伝えるだけでも、話が進みやすくなります。

Q. 見学だけでも大丈夫ですか?

もちろんです。見学だけで申し込みの義務は一切ありません。まず雰囲気を確かめに来てください。

Q. 送迎はありますか?

送迎の有無や範囲については、見学時にご確認ください。

—

まとめ

精神科に通いながら働くことは、特別なことではありません。体調と相談しながら、少しずつ社会とつながっていく道として、就労継続支援B型を選ぶ方は沖縄にもいます。

LARGO沖縄(沖縄市比屋根)は、コーヒー・古着・パソコンの3つの作業から自分に合ったものを選べる環境と、精神保健福祉士をはじめとする専門職スタッフのサポートが特徴の事業所です。通院中の方も、まずは気軽にお問い合わせください。

—

LARGO沖縄(就労継続支援B型事業所)

運営:琉仁福祉会

〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21

TEL:050-8889-3410 / FAX:050-3101-4435

見学・お問い合わせは、お電話またはお問い合わせフォームからどうぞ。

見学のご相談を受け付けています

「まだ利用するか決めていない」という段階でも構いません。ご質問だけのお問い合わせも歓迎します。ご家族からのご相談も受け付けています。

お問い合わせ先

就労継続支援B型事業所LARGO沖縄
〒904-2173 沖縄県沖縄市比屋根3-12-21
電話:050-8889-3410(タップで発信できます)
LARGO沖縄のページを見る

お問い合わせ方法

グループホームをお探しの方は 障がい者グループホーム事業、制度や手続きのご相談は BISTARGO相談支援センター でも承ります。

  • URLをコピーしました!
目次